新卒の採用に関して、最近いろいろなところで話をするのですが、若い人たちの感覚が、実際に企業内で人事を担当する人たちと大きく違うことが問題?というか課題になっているようです。
企業側からすると、昨年、一昨年といつも同じ条件の人材を採用しているわけではないと思います。
一年一年、採用した新人を見ながら、翌年の新人についての条件などを考えているのではないでしょうか。
しかしここで学生側と企業側ではずれが発生していることが多いようです。
企業側は「将来会社のために役に立つ人材を選出し育成する」という考えが大半ではないでしょうか。
一方学生側は「この会社は何年頑張れば学ぶことがなくなるか。」という基準を持っているようです。
例えば「○○会社は2年勤めれば営業に関するべんきょうができるから、1年後には次に向けて準備しておこう」
なんてことを考えている学生もいるようです。
もちろんこういう考えの学生がすべてではないですが、周りを見ているとこういう考えが増えているような気がします。
これがいいとか悪いとかいうことではありません。
こういう考えが生まれた原因は生活環境にもあると思いますから、いろんな情報が簡単に手に入るインターネットという道具が手に入った若者は、私たちが新人として入社したころと比較すると、圧倒的に会社のこと、仕事のことを知っていることも珍しくありません。
環境が学生を変化させたのかもしれません。
それに対して企業側が「今の若者はわからない」というのは簡単です。
が、変化しているのは確か。
だとすると、企業側はある程度対応しなければいけないのではないでしょうか。
アルバイトの応募について変化があります。
電話で面接日程を決めるのではなく、携帯からメールで連絡をする。
これを多くの人は「マナーがなっていない」と言いますが、本当にそうでしょうか。
今の時代、携帯電話が一人一台が当たり前で、メールはある意味、相手の状況に左右されない有効な連絡手段です。
とすると、電話ではなくメールでアルバイトの応募をすることは決して間違っていないのではないでしょうか。
もちろん、実際アルバイトとしてその会社で働くことになれば、その時は会社のルールとしてメールではなく電話というのはありですし、それを守れない人はアルバイトとしては採用できないというのも仕方がないと思います。
しかし、採用前はそこを頑なに企業側が「マナーがなっていない」として応対までしないとなると、それは違うような気がいます。
時代によっていろいろなことが変化しています。
人の考え方も同じです。
そうなると、「今の若い人はわからない」と言っていても仕方がなく、採用してから、如何に自社の良さ、仕事の面白さを覚えてもらうかを考えなくては仕方がないのではないでしょうか。
決して若者にあわせて妥協しなければならない、と言っているのではありません。
時代が、生活環境が、今の若者を生み出したとすると、この今の環境、時代を作ったのは先人、要するに今社会で働いている人たちです。
だとすれば、今の若者を受け入れることも考えなければならないのではないでしょうか。
世の中はよく「売り手市場だから、学生をお客様のように扱う」「買い手市場だから、企業側が学生を選ぶ」といいますが、そもそもここがおかしいですよね。
売り手市場、買い手市場といいますが、結局は企業側の好景気、不景気などの理由でそうなっているだけですから、学生側からすれば関係ない話。
もっとしっかりとした採用計画および育成計画を立てなければ、新人社員は早期に転職するでしょうね。
企業も変化、成長しなければいけない時代になったのだと思います。
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